四十肩・五十肩
- 肩が痛くて上がらない
- 後ろに手が痛くて回らない
- 服の脱ぎ着が痛い
- 夜中、寝返りの時に痛くて起きる
- 注射や薬の治療をやめたい
四十肩・五十肩とは
肩関節内で、関節、筋肉、組織関係が炎症を起こしてしまい腕が上がらない状態のことを言います。
正式名称は肩関節周囲炎と呼ばれ、一般的には加齢による原因とオーバーユーズ(負担をかけ過ぎた場合)による原因が多いと言われています。
長時間続く炎症により肩関節の構造の動きが悪くなり、痛みを伴うようになり動きの制限がかかるようになります。症状としては、衣服の脱ぎ着の動作、後ろに手が回らない、髪を結べない、寝ている時の夜間痛があります。
症状は段階的に悪化してくるため、ご自身で様子をみている内に悪化するケースが多く、重症化すると三角巾などで固定・安静となり回復まで半年~一年ほどかかるようになります。
日常生活における方への負担動作
肩より高い位置での作業動作
建設作業や運搬業など高いところに重量物を持ち上げる動作を繰り返したり、美容師、理容師など高い位置でハサミ等を反復して作業する方は肩関節に炎症が起きやすいです。
重い物を持ち上げる動作
介護職や農作業、工場などで重い物を持ち上げることが多い方は、反復的に肩関節に刺激が加わり炎症が起きやすいいです。
狭い場所における窮屈な姿勢での作業でも同様です。
スポーツ動作
スポーツでは、頭より高い位置に手を上げる動作が多いものほど肩を痛めやすいです。
野球、バトミントン、バレーボール、テニスなど。
受診する目安
微軽度の場合
一過性に肩に負担をかけ過ぎた場合は軽度の炎症が起きます。3日~1週間ほど安静にしていたら痛みが引く場合が多い。
軽度の場合
筋肉性の炎症が炎症が起き、肩を動かすと痛みが出現。痛みはあるが関節の制限はない。悪化していくケースが多く、通院が必要となります。
中等度の場合
関節と筋肉性の炎症が強く、肩の可動域は痛みが強く制限がかかります。後ろに手を回す、髪が結べないなど日常生活に支障をきたし、通院が必要になります。
重症度の場合
関節への高度な炎症、関節内に石灰の沈着などが痛みが強く起き、動かすことが困難。日常生活に支障をきたし、通院が必要になります。
わたなべ整骨院の治療方法
軽度の場合
軽度の場合は筋肉の疲労、緊張による炎症が原因ですので、施術によって炎症が減退しますので早期の改善が可能です。目安としては、一ヶ月~二ヶ月の治療が必要になります。
中等度の場合
中等度の場合、関節・筋肉が原因による症状となりますので継続的な施術と合わせて、生活指導もさせて頂き、炎症を悪化しないようにして頂きます。関節面の炎症が強い場合は整形外科にて注射等の治療も必要となり、二ヶ月~半年ほどかかります。
重症度の場合
重症度の場合は、関節の炎症が強く、筋肉の硬直も顕著なため三角巾などで固定も必要になります。整形外科との連携も必要ですが、長期的な治療となります。半年~一年ほどかかります。
健康保険の対象
[健康保険が適用される症状]
整骨院は整形外科と違って保険で取り扱いのできる範囲が少なく、1ヶ月以内の急性または亜急性のケガに対して局所的な施術と電気療法などを使用して施術することができます。
保険施術の料金
保険適応の治療でも、保険外として手技療法費を頂いております。
こども医療の方は、一律治療費を1,000 円頂いております。
初回 | 2回目以降 | |
---|---|---|
保険施術 | 2,800円~3,500円 | 1,000円~1,500円 |
整骨院受診の際には、下記の内容にお気を付けください
同じ月に別々の整骨院に通院すること、整形外科と保険取り扱いを併用して受診することを「またぎ診療」と言われます。
整骨院は沢山ありますが、原則、同じ月に通うことができる整骨院は1つになります。
なぜ同月に、複数の整骨院で保険施術ができないのか?
それは、健康保険組合が支払っている医療費が増加してしまうためです。複数の整骨院で保険適応の施術をすると、その分保険組合が負担する医療費がおおきくなるため、保険組合から指導があり、保険診療の対象とならないことがあります。
この場合の患者さんは、転院措置をとるか、保険を使わず自費診療となります。
定期的に、整形外科にて痛み止め、湿布薬を頂いている方も「またぎ診療」の対象となります。
ただし、自由診療でしたら複数の整骨院を通院することはできます。
転院の方法
同月内で転院する場合は、受傷日(痛めた日時)、受傷理由(痛めた理由)、受傷部位(痛めた部位)を通院していた整骨院に聞いて頂ければ、同じ理由でのケガとして引き継いで健康保険での施術を受けることができます。
※日時や理由等が違うと、保険組合さんから保険が通らない通知が届かず、患者さんに未払い金の負担をして頂くことになります。
そのため、転院に必要な事項はきちんとする必要があります。
上記に疑問、不安を感じた場合は、お気軽にご相談ください。